C++を使ってみよう

こんにちは、めのんです!

それではこれから何回かに分けてC++の勉強をしていきましょう。

今回、その概要と参考サイト、連載における環境について見ていきたいと思います。

概要

C++はもともとCへのトランスパイラとして開発されました。
C++をコンパイルするとCのソースコードが出力されて、そのCのソースコードをさらにコンパイルして実行ファイルができあがるという流れでした。

厳密なことを抜きにすれば、C++はCのスーパーセット言語になっています。
つまり、CでできることはC++でもCと同じように書けば実現できますし、すでにCで書かれたライブラリもC++からは簡単に利用することができます。

大雑把にいえば、C++はCにオブジェクト指向プログラミングのための機能などを追加した言語ということになります。

参考サイト

この連載の範疇を超えたより詳しいことを知りたい方は以下のウェブサイト参考にされるといいでしょう。

どのウェブサイトも日本語で読める貴重な資料になっていますので、大いに活用されてください。

連載における環境

この連載ではC++のプログラムをコンパイルするのにGCC(GNU Compiler Collection)を使います。
あらかじめGCCをインストールしておいてください。

Linuxをお使いの方は、yum、apt、dnfなど、お使いのディストリビューションに応じた方法でGCCをインストールしておいてください。
gccだけでなくなくg++が必要になりますので、必ずインストールするようにしてください。

macOSの場合はXcodeをインストールすればC++コンパイラがインストールされます。
厳密にはGCCではありませんが、同じように使えると思います。
GCCを使いたい場合は、HomebrewやMacPortsなどを使ってインストールしていおいてください。

Windowsの場合はちょっと手間がかかります。
いくつか選択肢がありますが、Microsoft StoreでUbuntuなどをインストールしてもかまいませんし、CygwinやMSYS2の環境を使うこともできます。
コマンドプロンプトやPowerShellか使うのであれば、MinGW-w64をダウンロードしてもかまいませんし、tdm-gccのようなビルド済みのツールチェインを使うのもいいでしょう。

インストールが終わったら、上手くいったかどうかを確認してあげましょう。
私の環境はFedoraなので、「gcc -v」というコマンドを実行すると次のような結果になりました。

一番最後の行でバージョンが10.2.1であることが確認できます。

これでインストールできたことが確認できましたので、続きは次回にしていきましょう。